Highlights of the precincts
境内見どころHighlights of the precincts
石鳥居(いしとりい)
重要文化財
正保3年(1646)に建立された表参道に位置する明神鳥居になります。
寛文2年(1662)に地震で倒壊しましたが、同6年(1666)に補修再建されました。
藤屋と空也上人ゆかりの井戸
明治初期まで藤屋という茶店があった場所で、向かいの茶屋(現・中村楼)と合わせて二軒茶屋として親しまれて来ました。
延長3年(925)には、醍醐天皇が疱瘡を患われた際に、諸人も病に苦しみ、これを見かねた空也上人はこの井戸の清水を用いたお白湯を施して、諸人は癒されたという云われがあります。
それ以後も参詣者はこのお白湯を呑み、身を清めてから参拝したとされます。
清々館(せいせいかん)
八坂神社の献茶施設です。表千家・裏千家による月釜が毎月行われます。
忠盛灯籠(ただもりとうろう)
白河法皇が祇園女御のもとに赴こうとこの辺りを通った時に、前方に鬼のようなものが見えました。討伐を命じられた平忠盛は鬼の正体を見定めるために生け捕りにしたところ、灯籠に明かりを灯そうとしていた社僧でした。人々は忠盛の思慮深さと勇ましさを称え、この話は平家物語や日本外史にも記されております。
神饌所(しんせんじょ)
明治26年(1893)に建造されたもので、神事の際にお供えする神饌を調理する場所です。
神馬舎(しんめしゃ)
江戸時代には境内に神馬舎があり、昭和3年(1928)に現在地に移転建築されました。
二頭のうち栗毛神馬は寛文8年(1668)に釜之座中から奉納されたものです。
絵馬堂(えまどう)
重要文化財
延享元年(1744)に建造されたものとされ、大正15年に本殿西側より現在地に移築されました。
山鉾巡行の様子を描いたものや算額【重文】などの大絵馬が掛けられ、京都市内では北野天満宮と並ぶ代表的な絵馬堂とされます。
「祇園社」灯籠
明治時代の神仏分離令が出されるまで、当社は神仏習合の社寺であり「祇園社」と呼ばれていました。
その名残を残す数少ない石灯籠です。
大国さまと白うさぎ像
日本神話「因幡の白兎」で大国主社の御祭神であります大国主神がウサギを助ける場面を模した石像です。